GRI Academyより認定資格更新に関する変更のお知らせ

GRI Academyが2023年11月1日から認定資格更新にかかる変更を行うとのことで、過去・現在にGRIスタンダード研修を受けた・受講中の皆様にGRI Academyよりメールにて連絡が届いていることと存じます。内容はCEU(継続教育単位)の取り扱いにかかるものです。

GRIの日本における公式研修機関である弊社でも詳細を確認中ですが、まずは速報の形で皆様へご連絡申し上げます。CEUによる更新については、皆様の資格有効期限により対応が異なる可能性がありますので、急を要する方は直接GRI Academyにご照会いただければと存じます。

以下、GRI Academyからのメールの弊社による日本語仮訳 及び 英文メール本文です。ご参考いただければ幸いです。

(弊社仮訳)

2023年11月1日より、我々は認定プログラムの継続的な妥当性と卓越性を確保するため、認定条件を変更します。

変更点は以下の通りです:

①-2023年11月1日まで:2023年11月1日までに認定プログラムを修了した場合、認定資格は更新が必要となるまでの2年間有効です。認定を更新するためには、この2年間に8つの継続教育単位(CEUs)を取得する必要があります。その後は1年ごとの更新となります。

②-2023年11月1日以降:資格をさらに1年延長するには、毎年4単位(CEU)の継続教育単位を取得する必要があります。

私たちは透明性を重視し、資格取得までの計画を立てるのに十分な時間を提供したいと考えています。コースの購入や認定試験のスケジュールを決定する際には、これらの変更を念頭に置いてください。ご質問やご不明な点がございましたら、ご遠慮なく専任のアカデミー・サポート・チームまでお問い合わせください。皆様のご満足と認定プログラムでの成功が私たちの最優先事項です。GRI Academyを信頼していただきありがとうございます。

(英文)

Dear Participant,

We want to inform you about upcoming changes that will affect your certification journey within the GRI Academy. Whether you are thinking of purchasing our certified training program courses or are already in the certification process, please pay attention to this update.

From November 1st, 2023, we will make a modification to our certification conditions to ensure the continued relevance and excellence of our certification program.

Here are the changes:

Until 1st of November 2023: If you complete the certification program before November 1st, 2023, your certification will remain valid for two years before requiring renewal. You will need to earn 8 Continuing Education Units (CEUs) within these two years to renew your certification. After that, you will continue your renewal on a yearly basis.

From 1st of November 2023 onward: Starting the 1st of November 2023, you need to earn 4 Continuing Education Units (CEU) every year to extend your certification by another year.

We value transparency and want to give you enough time to plan your certification journey. When making decisions about course purchases or planning your certification exam timeline, please keep these changes in mind.

If you have any questions or need clarification, please don’t hesitate to contact our dedicated Academy support team. Your satisfaction and success in our certification program are our top priorities.

Thank you for trusting the GRI Academy, and we look forward to helping you achieve your certification goals.

Kind Regards,

The GRI Academy team

掲載:2023年9月29日

【News】欧州サステナビリティ報告基準とGRIスタンダードとの相互運用に関するEFRAG GRI共同声明

欧州サステナビリティ報告基準とGRIスタンダードとの相互運用に関するEFRAG /GRI共同声明  2023年9月5日GRI配信

EFRAG-GRI 相互運用性に関する共同声明

GRIとEFRAGは、インパクト報告に関しお互いの基準間で高水準の相互運用性を達成したことを確認した。両者は、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)とGRIスタンダードとの間で達成された高水準の相互運用性に関する共同声明を発表した。

CSRD(企業持続可能性報告指令)がダブルマテリアリティ・アプローチを採用し、且つ、既存のスタンダードを考慮する要求を行っていることを受け、ESRSとGRIのインパクトに関する定義、概念、開示は、完全に、あるいはCSRDのマンデート内容に完全な整合が不可能な場合にも、密接に整合している。

既にGRIスタンダードを利用する報告組織は、ESRSの下で報告するための十分な準備ができる。ESRSの下で報告する企業は、GRIスタンダードを参照して報告するとみなされるため、複数報告の負担を避けることができる。

GRIのCEOであるEelco van der Enden氏は、次のように述べた:

「これはGRI報告組織にとって、また、企業にとっても、素晴らしいニュースです。さらに、ESRS報告組織はGRIスタンダードを参照して報告するとみなされ、ESRSでカバーされていない追加項目についてGRIスタンダードに従って報告できます。GRIは、企業の報告負担を軽減するために、EFRAGや他の基準設定団体との積極的な関与に全力を尽くしています。次の段階は、GRIスタンダードとESRSの完全なマッピングを含む、相互運用可能なデジタル分類法とマルチタグシステムの開発に関するEFRAGとの協力です。これは、GRIの有用性と、そのグローバルなアプローチと法域レベルで実証されたモメンタムを組み合わせることの重要性をさらに強固にするものです。」

GSSB(グローバル・サステナビリティ・スタンダード・ボード)のキャロル・アダムス議長は、次のように述べた:

「初期段階から、我々はESRSの開発においてEFRAGと積極的に関与してきました。この高いレベルの相互運用性が達成されたことで、私たちは今、両基準の開示の詳細なマッピングとテクニカル・ガイダンスの開発に注力しています。今後、これらの要求事項に基づいて報告する企業が、GRIセクター別スタンダードや追加されるGRI項目別スタンダードを用いた報告を増やしていくことを期待しています。」

EFRAG運営委員会ハンス・ビュイッセ会長は、次のように述べた:

「この共同声明は、ESRSとGRIスタンダード間の高水準の相互運用性に向けた数年にわたる真摯な取り組みを締めくくるものです。GRIとEFRAGのサステナビリティ・レポーティング・チームによる努力は、企業による二重報告の必要性を防ぎ、過度に複雑化することなく、使いやすい報告システムを実現します。GRIとの協力関係は実を結びつつあり、我々はすでにサステナビリティ報告の分野における次の課題への準備を進めています。」

EFRAGサステナビリティ報告書委員会のパトリック・ド・カンブール委員長は、次のように述べた:

「EFRAGとGRIは、2021年以来、サステナビリティ報告や欧州サステナビリティ報告基準の策定に関して積極的に協力してきました。この生産的な関係は、共同構築の精神とコンバージェンスへの慎重な配慮によって推進され、ESRSとGRIスタンダードの相互運用性に関する今回の声明によって、新たなマイルストーンに到達しました。これは、EUの大志と世界の進歩に貢献するという我々のコミットメントの両方を満たし、強固なサステナビリティ報告基準を構築するために、この分野で最高の実務者と緊密に協力するという我々の当初の選択を裏付けるものです。我々は、サステナビリティ報告の未来をさらに形作るこの実りある協力を続けていくことを楽しみにしています。」

ニュース原文は以下GRIサイトからアクセスできます

 GRI – EFRAG-GRI JOINT STATEMENT OF INTEROPERABILITY (globalreporting.org)

資料は以下からダウンロードできます

GRIのサービス、会員プログラム、オンライン学習ポータルは、必要不可欠な専門知識を提供します。GRIは、GRI報告組織向けにESRSに関する様々なコースを開発しており、報告者が既に確立した報告プロセスや実務手順をESRSの規制要求事項を満たすために、どう活用できるかを説明しています。新しい報告書サービスでは、報告書作成者がESRSの報告要件に沿うよう、GRI報告者にフィードバックを提供します。この新サービスに関する詳細情報をいち早く受け取るには、reportservices@globalreporting.org まで電子メールをお送りください。

国際開発センターSDGs室でも各種相談を受け付けております。ご相談、ご質問は弊サイト上下の「お問い合わせ」へご連絡ください。

掲載:2023年9月20日

【イベント】IDCJ後援 上智大学「GRI CEO講演会」(10月18日開催)

下記のイベントに弊社が後援の形でご協力させていただくことになりました。

【IDCJ後援 GRI CEO講演会】

■日時:2023年10月18日(水) 17:30~18:30

■会場:上智大学四谷キャンパス

■演題「企業のSDGs・ESG経営とサステナビリティ情報開示」

詳細は上智大学グローバル教育センターへお問い合わせください

掲載:2023年9月25日

【イベント】IDCJ主催 GRI CEO講演会(10月17日開催)

この度、(一財)国際開発センターは、国際交流事業の一環として、GRI (グローバル・レポーティング・イニシアティブ)のCEOであるEelco van der Enden氏を日本に招聘することになりました。

Eelco(エルコ)氏は本年の10月11日(水)に来日され、一週間ほど滞在されます。来日中、下記日程にてGRIスタンダードにご関心のある皆様を対象に講演会を開催いたします。

講演会では、CEOからのご講演に続いて、質疑応答の時間を設けます。GRIスタンダードに関するご質問、ご意見をお寄せいただければ、CEOより直接皆様に回答していただきます。今回のCEOの来日という機会をご活用いただき、GRIスタンダードに関するご理解を深めていただければ幸いです。

講演会へのお申込みをお待ちしております。

【IDCJ主催 GRI CEO講演会】

■日時:2023年10月17日(火) 16:00~17:30

■会場:TKP品川港南口会議室ホール4A

    〒108-0075 東京都港区港南2-4-3 三和港南ビル 4階

 ※オンライン配信はございません

■言語:英語(逐次通訳付き)

■料金:税込5,000円 (Paypal決済・請求書ご対応)

■申込方法:以下の「こくちーずプロ」サイトよりお申込いただきますようお願いいたします

 IDCJ主催 GRI CEO講演会【2023年9月11日~募集枠】 2023年10月17日(東京都) – こくちーずプロ (kokuchpro.com)

 ※請求書でのお支払いご希望の方は「こくちーずプロ」でお申込みせずに、問い合わせ先へご連絡ください

■受付期限:9月29日(金)16時00分まで

(受付期限を変更いたしました2023年9月13日付)

 ※お申込いただいた方には、弊社より2023年10月2日(月)17時頃「事前アンケート」をメールにて一斉送信いたします(「事前アンケート」送信日を変更いたしました2023年9月13日付)

 (メールが届かない場合は下記問い合わせ先へお申し付けください)

 ※上記締切後も問い合わせ先経由でお申込みを承ります※

■定員:100名(先着順)

■プログラム(仮):

 (1) 主催者挨拶

 (2) GRI CEOご講演「GRIスタンダードとインパクト・マテリアリティ」

 (3) 質疑応答

■問い合わせ先:こちらSDGs室サイト内の上部・下部にある「お問い合わせ」へご連絡ください

掲載:2023年9月8日

【News】GRIアカデミーが最新コース「明日への透明性」を一般公開

<<GRIアカデミーがサステナビリティ報告に関する最新コースを一般公開しました>>

サステナビリティ報告の背景を読み解く

GRIアカデミーが最新コース「明日への透明性」を開始

発行日:2023年8月31日

サステナビリティ・レポーティングは今後も普及・浸透していきます。あらゆる形態や規模の組織が、周囲の人々や社会に与えるインパクトに高い透明性を保ち、オープンであることへのプレッシャーが高まっています。これは、あらゆる組織が継続的に成功していくために不可欠な要素です。

一方で、グローバルなサステナビリティ報告を取り巻く状況は急速に変化しています。何をどのように報告すべきかの舵取りには難しさがあります。どの基準に従うべきか?どの基準に従えばいいのか?様々な用語や略語の意味は?どこから手をつければいいのでしょうか?

答えはGRIにあります。

GRIアカデミー(インパクト報告で世界を主導する教育プラットフォーム)は、サステナビリティ報告の世界をガイドする新しいオンラインコースを開発しました。

【明日への透明性: サステナビリティ報告の背景を読み解く】

このコースの内容

このコースでは、以下のことを学びます:

– サステナビリティ報告の基本:なぜ、誰が、何を、どのように報告するのか

– サステナビリティ報告の最新動向:外部保証や「ダブルマテリアリティ」など重要な概念

– サステナビリティ報告を構成する様々な報告手段: どのように比較するのか?何を対象とするのか?誰に適用されるのか?どのように連携するのか?

– 今後のサステナビリティ報告:どのように進化していくのか、どの報告アプローチが組織にとって最適なのか。

本コースは、グローバルなサステナビリティ報告において継続する変化を反映し、定期的に更新される予定です。

このコースを受講すべき人

世界のどこにいても、経験のレベルに関係なく、サステナビリティ報告に携わるすべての方に受講していただけます。このコースを通じ、組織内で報告を推進するために必要な深い理解を得ることができます。どのアプローチが自社に適しているかを判断し、未来の世代のために繁栄を分かち合い、繁栄する地球を創造するためにどのような役割を果たせるかを考えることができます。

登録方法は?

このコースはオンラインによるオンデマンドで受講できます。つまり、いつ、どこで、どのようにでも、自分のペースで、好きな時間に受講することができます。このコースは、GRIアカデミーで受講することができます。GRIアカデミーでは、サステナビリティ報告の初心者から経験者まで、幅広いトレーニングコースを提供しています。2023年10月1日までにお申し込みいただくと、通常価格195ユーロのところ、特別価格149ユーロで受講いただけます。

GRIの以下のページからお申し込みができます。

GRI – Decoding the Sustainability Reporting Landscape (globalreporting.org)

※上記記事はGRIサイトの当該ページを弊社が仮訳したものです

※上記リンク先が別のwebサイトに繋がっている点を修正いたしました。ご迷惑をおかけし申し訳ございません(2023年9月8日9:50修正)

掲載:2023年9月6日

【News】GRIがサステナビリティ報告初心者向けコースを公開

<<GRIがサステナビリティ報告に初めて携わる皆様に初心者向けコースを公開しました>>

サステナビリティの世界は、特にステークホルダーや規制当局の期待の高まりとともに、急速なペースで変容しています。ビジネスにおけるサステナビリティの概念を理解することは、今日の組織にとって重要であるだけでなく、私たちの社会の将来に極めて重要です。GRIは、サステナビリティ報告に関する基礎知識をすべての人に提供するため、50分の初心者向けコースを公開しました。

サステナビリティ・レポーティング入門コースBeginner’s Guide to Sustainability Reporting courseは、前提知識を必要としません。このコースでは、「サステナビリティとSDGsとは何か」、「持続可能な未来の構築に、自分の組織はどのような役割を果たすことができるか」、「サステナビリティ報告とは実際にどのようなものか」、「なぜ自分の組織はサステナビリティ報告を行うべきなのか」、「サステナビリティ報告プロセスにおいてGRIスタンダードをどのように活用すればよいのか」といった疑問を探求します。

以下は、このコースの活用例です:

報告義務化に向けた従業員の準備:事業全体の従業員がサステナビリティの基礎知識を身につけることで、報告義務化に向けた準備を整える。これにより、社内のステークホルダーがサステナビリティ報告の基本をより理解しやすくなり、情報収集も容易になり、全従業員が報告プロセスに参加しやすくなります。

中小企業の報告:このコースは、中小企業が自社のもたらすインパクトを理解し、より大きなサプライチェーンの一員となる準備に向けた優れた基礎となります。

個人学習: このコースは、学生、サステナビリティ報告分野を目指す専門家、あるいは現在進行している議論に興味がある方などに、出発点として最適です。またこのコースは、基本的な知識を強化したい実務担当者にも最適です。

2023年9月30日まで50ユーロの早期割引が適用されます。

以下、英文テキストの「Enroll in Course」よりお申込みください。

※以下GRI作成の文章を弊社が仮訳したものが上記となります

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The world of sustainability is moving at a rapid pace, especially with increased stakeholder and regulatory expectations. Understanding the concept of sustainability in business is not just critical for organizations today, but also important for our future as a society. That is why GRI has released a 50-minute beginner course to provide everyone with foundational knowledge on sustainability reporting.

The Beginner’s Guide to Sustainability Reporting course does not require any prerequisite knowledge. It explores questions like ‘What are sustainability and the SDGs?’, ‘What role can my organization play in building a sustainable future?’, ‘What actually is sustainability reporting?’, ‘Why should my organization undertake sustainability reporting?’, ‘How do I use the GRI Standards in the sustainability reporting process?’.

Here are a few examples of how the course can be used:

Preparing employees for reporting requirements: Get your organization ready for mandatory reporting by equipping employees across the business with foundational knowledge of sustainability. This will help internal stakeholders better understand the rationale behind sustainability reporting; making it easier to collect information and engage the entire workforce in the reporting process.

Small and medium scale enterprise reporting: This course is an excellent foundation for SMEs to understand their impact and prepare to be part of a bigger supply chain.  


Individual learning
: Whether you are a student, a professional transitioning into sustainability reporting or just someone curious about the ongoing conversation, this course is a good starting point. This course is also ideal for practicing professionals who would like to strengthen their basic knowledge.

Get the course at an early bird discount of 50 euro applicable until September 30.

 

※上のボタンをクリックいただくとGRI Academyの当該研修のお申込みページへ繋がります

掲載:2023年9月5日