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2018年9月号

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・SDGs関連ニュース………………… 今週のSDGsニュース
・特集………………………………… 特集「海洋プラスチック」 
・編集後記…………………………… ハノイ徒然

■SDGsニュース ピックアップ
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○プラスチック汚染課題への機関投資家の関心の高まり-PRIのイベント要約 (QUICK ESG研究所)
○取締役会の視点~環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組み (経済レポート)
○日立造船日立造船、環境債を50億円発行 製造業で初 (日経新聞)
※上記は2018年9月のメルマガニュースです。

■特集「海洋プラスチックと3R」(目標14)
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今年の初夏からは、海洋プラスチック問題が、異常な暑さを凌いで世間を広く賑わしていましたね。海洋プラスチック問題は、6月にカナダで開催された主要7か国首脳会議において、「海洋プラスチック憲章」の採択を受け、ムーブメントが高まるきっかけとなりました。

この政治的な動きは、そもそも、2016年の伊勢志摩サミットから始まっていました(首脳宣言における「資源効率性及び3Rに関する取組」の認識)。そして、2017年7月のG20ハンブルグ サミットにおいて、初めて海洋ゴミが首脳宣言で取り上げられ、2017年12月、国連環境総会では、「海洋プラスチックごみ及びマイクロプラスチック」に 関する決議(resolution)として採択され、2018年6月のG7会議に繋がります。

残念ながら、日本は米国と共に「海洋プラスチック憲章」には署名はしていませんが、国内では、2018年6月に「海岸漂着物処理推進法改正」、また、「第4次循環型社会形成推進基本計画」と立て続けに対策のための施策が成立されました。海洋プラスチックは越境を伴う環境汚染問題ですが、オゾン層と同様に海洋という何処の国家にも属さない地帯での環境汚染問題です。オゾン層破壊と異なり、今回は、汚染の発生原因に、先進国と途上国のいずれも同様に影響しています。推計では、海洋プラスチックの発生量はアジア諸国からが多く、2010年推計(※1)で、中国(353万t/年)、インドネシア(129万t/年)、フィリピン(75万t/年)が上位と言われています(なお、日本は6万t/年)。 越境する環境問題は、国際社会で足並みを揃えた取り組みは必須ですが、基本的には、日本が従来から推進を心がけていた3R(リデュース、リユース、リサイクル)の各国での徹底が必要なのではないかと考えられます。課題は、強制力の弱い政府における、3R推進のための諸施策の実効性の担保となります。この点いついては、日本をはじめとする先進国諸国の支援や経験の共有の有効性は高いと考えられ、2国間をふくめた協議の場で議論されることを期待したいです。

さて、日本では、2005年に制定された「容器包装リサイクル法」によって、ペットボトル及びプラスチック製容器包装のリサイクルが義務付けされました。しかし、ペットボトルのリサイクルに代表されるように、実際には、自治体からのリサイクル委託費よりも高額で買い取る中国事業者へとペットトボトルが流れ、こうして市場原理が働いた結果、日本国内のリサイクルシステムの確立は難しい状況にありました。実は、このプラスチックごみのリサイクル処理を国外で実施していたのは、日本だけではなく、欧州でも同様でした(EUから中国への廃プラスチック輸出は2017年まで、年間約300万トン)。
ところが、事情は、今年1月に大きく変わり、中国政府は、廃プラスチック輸入を大幅に制限しました。この結果、欧州からの廃プラスチック輸出の約半分は、中国から東南アジア諸国へ流れています。これらの地域におけるリサイクル事業の躍進が期待される一方、中国政府当局が自国の環境悪化を懸念したのと同様、東南アジア諸国におえるリサイクル事業による環境悪化は避けなくてはなりません。東南アジアにおけるリサイクル事業で、日本企業の活躍の場が増えることに期待ができるかもしれません。

※1(出典)Jambeckら : Plastic waste inputs from land into the ocean, Science (2015)

■編集後記
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初回のメルマガでは、ハノイ滞在で仕入れたベトナム屋台を紹介したいと思います。
ベトナム料理というと「フォー」をイメージされる方が多いかもしれませんが、ハノイでは、米粉麺のつけ麺「ブンチャ―」がよく食べられています。オバマ大統領も、任期終了前のベトナム訪問時に屋台で食されましたが、「ブンチャ―」は、米粉麺をちょっと甘い味付けの特性ダレに付け、好みによってハーブをちぎって入れたり、揚げ春巻きと一緒に食べます。特性の付けダレは、家庭で作るのは難しく、ハノイの人たちも専門店(屋台)に食べに行くそうですよ。

また、「ブンチャ―」は、地域によって食べ方が少し異なり、ハノイでは、専用の付けダレ(微妙に甘味)に、炭火で焼いた豚肉や肉団子が入って出てくるのですが、ハノイから東に100km移動した、ベトナム北部の最大外貿易拠点港を擁するハイフォン市では、炭焼き肉は別皿でサーブされます。また、ハイフォンのブンチャーといえば、絶対に、カニ肉やエビをふんだんにいれた、名物特大揚げ春巻きもセットで注文してください。

味にうるさいハノイ人からは、現地の方でにぎわっている人気屋台店を選ぶように勧められました。ガイドブックに載っているお店もいいですが、ぜひ、機会があれば、本場の味を楽しんでみてください。

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